中国チベット自治区の人事部門によりますと、去年末までに、自治区の政府機関に勤めている高官や職員のうち、少数民族は全体の7割近くとなる6万2000人を超えています。少数民族は、チベットの行政で主力となっているということです。
チベットは、チベット族と他の少数民族が主な住民となる民族自治区です。中国共産党中央委員会やチベット自治区委員会、自治区政府は長年にわたって、「民族区域自治法」にしたがって少数民族の幹部の育成を重視してきました。
これによって現在、人民代表大会主任や区政府主席、政治協商会議議長、高等裁判所長官はすべて少数民族が担当しています。また、現職の省クラスの高官のうち、チベットと他の少数民族は40人以上で、全体の7割近くを占めているということです。(翻訳:鵬)
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