西蔵(チベット)自治区西部の阿里獅泉河地震観測所がこのほど検査を終えて引き取られ、10月中旬から観測が開始される。この観測所は、投資額900万元で、2年間を費やして建設された初の国家レベルの総合的な地震観測所だ。
同観測所の建設プロジェクトの責任者・孟輝氏の話では、同観測所は、「中国デジタル地震観測システム建設」の重点プロジェクトの一つであり、地震観測、地磁気、引力の観測を行う総合的な地球物理の観測ステーションとなる。この観測所の完成で、中国の西部地方における地震の観測能力が改善され、同時に世界の地学界に西蔵西北部で発生する地震活動の研究に重要なデータを提供することになる。(編集YS)
「人民網日本語版」より
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