中国の楊潔チ外相は26日ワシントンで、アメリカのライス国務長官、ソラナEU共通外交・安全保障上級代表およびエジプトのアブルゲイト外相とそれぞれ会談し、二国間関係や共に関心を寄せる国際問題について意見を交換しました。
ライス国務長官との会談で、楊外相は、「国連加盟のための台湾住民投票に反対、阻止し、台湾海峡の平和と安定を維持することは、中国とアメリカの共同利益に合致している」と述べ、アメリカ側が実際の行動によって両国間の三つの共同コミュニケを遵守し、台湾問題での約束を履行し、台湾海峡の平和と安定および中米関係を共に維持するよう促しました。これに対して、ライス国務長官は、「アメリカが一つの中国という政策を堅持し、国連加盟の台湾住民投票に反対し、台湾海峡の現状を一方的に変えようとする行為にも反対する」と述べました。
ソラナEU共通外交・安全保障上級代表と会談した際、楊外相は、「台湾海峡とアジア太平洋地域の平和と安定を維持するため、EUが更なる努力をすることを期待している」と述べました。ソラナ上級代表は、一つの中国を堅持するEUの立場を改めて表明しました。また、イランの核問題について、楊外相は、EUがこの問題を解決するため払ってきた努力を高く評価した上で、「中国は関係各方面と協力して、イランの核問題の解決に貢献していきたい」と述べました。
楊外相はさらに、エジプトのアブルゲイト外相と会談し、その仲で、「中東和平会議が予定通り開催されたことは関係各方面の努力の結果である。中国はエジプトと協力を強化し、中東和平プロセスを共に推進していきたい」と述べました。これに対して、アブルゲイト外相は、「中国は中東問題で重要な役割を果たしている。エジプトは中国との交流と協力を引き続き強化していきたい」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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