イスラエルのオルメルト首相は19日午後、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談を行いました。これは両者が中東和平国際会議に参加する前の最後の会談です。
今回の会談はエルサレムにあるオルメルト首相の官邸で、2時間に渡って行なわれました。会談後、イスラエル首相官邸の報道官は、「双方は共同声明を起草することについて一定の成果を収めた」と述べました。
また、別の報道によりますと、イスラエルの閣議は19日、オルメルト首相が提出した、中東和平国際会議が開催される前にイスラエルが拘束しているパレスチナ人を釈放するという提案を承認しました。オルメルト首相は閣議で、「イスラエルはヨルダン川西岸に新たなユダヤ人入植地を建設することを停止し、また政府の許可を得ずに建設した不法な入植地を取り締まるつもりだ」と述べました。
オルメルト首相はまた、「イスラエルとパレスチナはアナポリスで開かれる中東和平国際会議の後に和平交渉を始める。交渉はイスラエルとパレスチナの衝突を解決し、両国の平和を実現する最も根本的な問題などについて行なう」と語りました。(玉華)
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