人民元対ドル為替レートの中間価格は7.42の大台を突破した一方、ドルの1年期預金金利は3%を維持したことで銀行に預けたドルの実質収益がマイナスとなった。元高を背景に如何にドル保有者の利益を保証するかについて専門家は元高が長期化になるため、ドル理財は時機をつかんで調整すべきだと助言した。
まず、清算後理財。人民元為替レートが上昇傾向にある情勢のもとでなるべく早くドルを人民元に両替すべきだ。清算後の資金にとって長期的かつ安定的収益を確保するために基金または銀行理財商品は第一選択肢となる。ドル保有者にとって資産の価値保証を実現するために清算をし、慎重に理財方式を選び、株式などのリスクが比較的大きい投資を避けるべきだ。
二、ドルを先高貨幣に両替する。当面、人民元対ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、カナダドルはじり安状態にあり、その理財商品が比較的少ないが、ドル保有者は依然としてこれらの貨幣に両替し、定期預金を行うことができる。ドル転換は特に資産配置において一定の外貨資産を保留したいものに適する。
三、 QDII商品。銀行、基金、保険といった機構は相次いでQDII商品を開発し、海外資本市場に投資する。外資銀行は一定の海外運営経験を持ち、収益事情が好調である。当面、QDII商品の年収益は5%ー30%、収益が高ければ高いほどリスクは大きい。QDII商品は投資意識が高く、リスク抵抗能力が強く、資産運用に費やす時間が少ないドル投資者に適する。(新華社)
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