ノーベル経済学賞に受賞したロバート・マンデル氏はこのほど北京で、「人民元の値上がりがもたらすリスクに警戒すべきだ」と述べました。
これはロバート・マンデル氏が北京国際金融フォーラム第四回全体総会で述べたものです。マンデル氏は、「毎年5%ずつの値上がりは、中国経済にさほど大きなマイナス影響は及ぼさないが、値上がりが加速することの影響は意識すべきだ。1985年から1995年までの十年間、日本円が対米ドルで3倍以上値上がりした結果、日本経済が致命的な打撃を受けた。中国はこれをもって戒めとすべきだ」と述べました。
マンデル氏はまた、「もし中国が現在の安定的な為替政策を継続すれば、経済への大きな影響はないだろう」と述べました。
2005年7月、中国が為替制度を改革して以来、人民元は小幅に値上がりを続けており、これまで10%近くの値上がりとなっています。(翻訳:ooeiei)
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