ユーロの父と呼ばれる著名な経済学者マンデル氏は19日、香港中文大学で講演し、「中国は人民元の過度な上昇を防ぐため、一定期間、人民元為替レートを安定させるべきだ」と述べました。
マンデル氏は、「人民元為替レートが低過ぎることによって、アメリカの貿易赤字をもたらしたと言う言い方に反論し、「アメリカの対中国貿易の赤字は赤字の僅か一部分だけを占めている。アメリカの貿易赤字はドルに対する人民元為替レートが低く過ぎることによるものではなく、世界経済の体系が主にアメリカドルを主としているためだ。こうしたことから言えば、ドルの赤字問題は世界的な問題と言える」と述べました。(翻訳:董燕華)
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