10月10日は、16回目の世界精神衛生デーです。中国健康教育協会という団体が、都会で働く出稼ぎ労働者の心理的な問題に役立つ本を出版しました。
この本について、中国医師協会の殷大奎会長は、「農村から出稼ぎ労働者が都市に入ると、全く慣れていない環境に直面する。また、長時間働いている上に、仕事の環境が悪く、給料が低いなどの問題に直面しなければならないので、心理的な病気にかかりやすい」と語りました。
この本は、具体的な事例を取り上げ、物語の形で、心理学の基本知識を教え、出稼ぎ労働者の心理的な悩みを解決することに役立てようというものです。
統計によりますと、中国には、今2億人の農民出身の労働者がおり、そのうち1億2千万人が故郷を離れて出稼ぎに行っています。(翻訳:李軼豪)
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