中国国務院研究室がこのほど発表した「中国農民出稼ぎ労働者調査研究報告」によりますと、出稼ぎ労働者は第二次産業や第三次産業の従業員の半数以上を占め、中国の工業化発展の重要な力となっているということです。
報告では、「農民出稼ぎ労働者の人数は約1億2000万人で、もし地元の郷鎮企業に就業した農村労働者を加えれば、約2億人に上る」と述べています。
また報告は、「出稼ぎ労働者は第二次産業や第三次産業の発展に低コストの労働力を提供し続けており、製造業、建築業、飲食サービス業など労働密集型産業の欠員を埋めている。それと同時に、出稼ぎ労働者が毎年家に持ち帰った千億を数える現金は、農業生産資料を購入し、生活条件を改善する重要な資金となっている」と指摘しています。
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