非常に強い台風「クローサ」は現在時速15キロの速さで中国の東部と南部の沿海部に向かって移動しています。台風「クローサ」の影響を直接受ける恐れがある福建省と浙江省政府は現在積極的に防災対策に取り組んでいます。
福建省の気象専門家はこれについて、「台風『クローサ』は巨大なエネルギーを持ち、秋に発生する台風としては歴史的にもめずらしいものである。7日の夜から8日の朝にかけて、福建省と浙江省の間の沿海部に上陸する恐れがある」と述べました。
福建省と浙江省政府は国慶節の大型連休期間中に発生した台風「クローサ」を強く警戒しており、5日から沿海部の観光地にいる観光客を緊急に避難させました。また、浙江省は沿海部の全ての観光業務を停止し、福建省も一部の沿海部の観光地の一部を閉鎖しました。福建省と浙江省政府は沿海部の漁船に対して、港に戻るか近い場所に避難するよう注意を呼びかけました。
また、台風の影響を受ける恐れのある広東省と上海市も台風の上陸に備えて、防災への備えを進めています。(翻訳:トウ徳花)
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