朝鮮半島核問題をめぐる第六回6カ国協議第2段階会議は29日、3日目に入り、団長会議と二国間会議が開かれました。中国の戴秉国外務次官は、この日の夜、各国の代表と会談し、各国が長期的な利益と大局に目を向け、共に6カ国協議を前進させていくよう中国側の期待を示しました。これに対して、各国の代表は、引き続き合意文書の草案について討議していく意向を示しました。
席上、戴秉国外務次官は、「今回の会議は、これまでの成果を受けて、次の段階の展開に関わるもので、背負うべき任務もより困難で複雑である。各国が長期的な利益と大局に目を向けて、引き続き意志を固め、根気よく知恵を絞り、共に6カ国協議を推し進めていくことを中国が期待している」と述べました。協議に参加した5カ国の代表は、いろいろな作業を行ってきた議長国である中国に感謝の意を表した上で、対話と協議を強化し、困難を克服して、6カ国協議をたえず推し進めていく姿勢を示しました。
アメリカのヒル首席代表は会談後の記者会見で、「六カ国の間には、次の段階でやるべきことに対して実質的な食い違いはない」と述べました。また、韓国のチョン・ヨンウ首席代表は、「各国は、大部分の問題について合意に達しており、今の作業は、合意文書の取りまとめに向けて詰めの調整を行っているところだ」と述べました。日本代表団の高官は、「中国が提出した合意文書の草案は、各国の意見を盛り込んだものだ」と述べ、ロシアのロシュコフ首席代表は、「30日の会談で、合意文書を採択する可能性はある」と述べました。(翻訳:GK)
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