中国の胡錦涛国家主席は25日、北京で南アフリカのムランボ・ヌクカ副大統領と会談し、「南アフリカとともに、両国関係の長期的安定や健全な発展に向けて努力していきたい」と述べました。
胡錦涛国家主席は会談の中で、両国の戦略的パートナーシップを全面的に推進するための3つの提案を示しました。提案の第1は、両国のハイレベルな相互訪問を続けるとともに、各レベルの友好交流を拡大し、戦略対話を強化し、それぞれの利益にかかわる問題において立場を協調し協力を密接にすること。第2は、双方の共通認識や合意事項に基づいて、人的資源の開発や農村の発展に関するプロジェクトなどを確実に実施し、互恵協力を推進していくこと。第3は、中国と南アフリカの間に二国間委員会やその下部委員会を設置し、各分野での交流や協力を拡大するために新たな考え方や方法を探っていくことです。
これに対してヌクカ副大統領は、両国の関係発展を評価し、中国との関係や協力を重視する立場を示した上で、「『一つの中国』という政策を堅持し、中国の統一事業を支援する」と改めて表明しました。(翻訳:鵬)
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