新華社成都9月19日発 成都市政府によると、成都市パンダ繁殖研究基地はこのほど、成都市政府に「パンダを大自然に戻らせ、自己繁殖・生息させる目的で、パンダ繁殖放し飼い研究センターを設立したい」と申請した。
成都市パンダ繁殖研究基地の張志和氏によると、基地で、パンダ個体群は急速に広がり、今後5年に、飼育パンダは90?100匹に達する。これらのパンダを1ヵ所に集めて飼育すれば、個体群同士の疫病伝染はパンダを脅かし、特に、伝染病による個体群の感染を見過ごしてはならない。従って、ほかに繁殖放し飼いの区域を選び、パンダ個体群の自己維持の持続性を保つ必要がある。
張志和氏によると、パンダ繁殖放し飼いを研究することは複雑、体系的、長期的な過程で、少なくとも10年間がかかる。従って、今、市政府に申請し、速やかに準備を進めたい。パンダ繁殖放し飼い研究区域は成都市の周辺にある自然保護区に決まり、その辺はパンダ繁殖放し飼い基地に遠くない。我々はパンダの「親」を野外に放し、その繁殖を監視し、条件が整った場合、その次世代を野外に放すという。
対象のパンダは厳しく選ばれ、健康、遺伝、野性などは基準だ。(新華社)
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