サービス業の国際移転の歩みが加速するのに伴い、近年来、中国は海外でのアウトソーシングサービス業務を積極的に引き受け、新たな世界のアウトソーシングサービスセンターになりつつある。特にソフトウエア関連のアウトソーシングで中心的役割を果たしている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
18日に山東省青島市で開催された第1回青島ソフトウエアアウトソーシング年次総会で明らかにされたところによると、ここ数年来、サービスアウトソーシングの先進国から発展途上国への移転が加速しており、国際産業移転の新たな主要スタイルになっている。同会議で提出された資料によると、2004年の世界のアウトソーシング市場規模は3千億ドルで、今後は毎年30~40%のペースで増加することが見込まれる。またアウトソーシングサービス業務の移転額は07年に6千億ドル、08年に1兆ドル、10年に1兆2千億ドルを超える見込み。
中国はここ数年、アウトソーシングサービスの発展をサービス貿易の重要事項ととらえてきた。実際、アウトソーシングサービスは継続的に増加しており、中国は徐々に世界のアウトソーシングセンターになりつつある。全国のソフトウエアアウトソーシング額は05年は9億2千万ドルに、06年は1999年の7倍に当たる13億ドルに達しており、10年には70億ドルを突破して、年平均増加率が50%を超える見込みだ。
現在、中国には複数のアウトソーシングサービスセンターが設立されており、北京、上海、大連、成都、西安、武漢、済南など各市でアウトソーシング産業が急速に発展している。北京市では01~05年の5年間に、ソフト輸出の年平均増加率が46.6%に達し、05年には輸出額が00年の6倍に当たる3億ドルを超え、全国の輸出総額の37%を占めた。(編集KS)
「人民網日本語版」
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