第61回国連総会は13日、「先住民の権利に関する国連宣言」を採択しました。国際社会はこれを歓迎しています。
国連のパン・ギムン事務総長は、この日声明を発表して、宣言の採択に歓迎の意を示し、「これは国連加盟国が先住民と和解を実現し、人権を共に推進し、公正かつ発展を遂げた歴史的瞬間だ」と述べた上で、各国政府がただちに行動を取り、先住民の利益を保障するよう呼びかけました。
国連のハリファ総会議長は「先住民、ないし世界の人権事業に対する宣言の重要性を軽視してはならない」と述べると共に、「先住民は依然として瀬戸際に追い込まれ、極めて厳しい貧困問題に直面している」と述べました。
また、グアテマラの先住民の指導者であるアルバロ氏はこの日、「宣言は世界の先住民にとって歴史的な意義がある」と述べ、法律における先住民の権利を重視するようアメリカ各国政府に呼びかけました。(翻訳:董燕華)
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