シドニーでのAPEC・アジア太平洋経済協力会議第15回非公式首脳会議に出席した中国の胡錦涛国家主席は9日香港特別行政区政府の曾蔭権長官とフィリピンのアロヨ大統領とそれぞれ会見しました。
胡錦涛主席との朝食会で、曾蔭権長官は香港情勢と新しい特別行政区政府の活動を報告し、中央政府からの多大な支持に感謝の意を表明しました。これに対し胡錦涛主席は新しい行政区政府が収めた成果を賞賛し、行政区政府が市民を念頭に置いた執政の理念を持って、政策の制定やその実施段階における民意を十分に把握し、長所を発揮さし、香港の世界的な貿易、金融、運輸での中枢という地位を維持していくよう期待しました。
胡錦涛主席はアロヨ大統領と会見した際、「中国フィリピン両国の戦略的協力関係を深めることは、両国及び両国国民の共同利益にマッチする」と述べました。
これに対しアロヨ大統領は、「中国からの援助はフィリピンの優先発展分野で重要な役割を果たしてきた」と述べました。
また南中国海の共同開発について、胡錦涛主席は、「中国とフィリピンは南中国海の平和と安定を守り、共同の発展を促す上で重要な勢力となっている。南中国海の共同の開発は既に成果を収めた。関係各方面は引き続き努力し、関連の協力が一日も早く実質的な進展を見せるよう期待している」と述べました。
アロヨ大統領は、「南中国海の共同開発の成果は喜ばしく、このプロセスの推進に引き続き努力していきたい」と述べました。(翻訳:ooeiei)
|