中国の胡錦涛国家主席は9日シドニーでフィリピンのアロヨ大統領と会見しました。
胡錦涛主席は席上、「中国とフィリピンは、ここ数年、ハイレベルの相互訪問を定期的に行い、信頼関係は絶えず深まり、各分野における互恵協力は著しい成果を収めた。両国の戦略的協力関係を深めることは、両国及び両国国民の共同利益にマッチし、この地域の平和、安定と繁栄にもプラスとなる。中国側はフィリピン側と緊密な協力を保ち、両国の戦略的協力関係の発展を更に促していきたい」と述べました。
これに対してアロヨ大統領は、「フィリピンの政府と国民は中国の政府と国民との友情を大切にしている。中国からの援助はフィリピンの優先発展分野で重要な役割を果たしてきた。フィリピン側はこれに深く感謝している」と述べました。
また、経済協力と貿易について、胡錦涛国家主席は、双方が両国と両国の国民の根本的な利益のために、各分野における互恵協力を着実に推進していくことを希望しました。アロヨ大統領は、フィリピン側は自国の発展を中国経済の発展、とりわけ西部大開発と結びつけ、鉱業、インフラ整備、観光などの分野における協力を強化していきたいとの姿勢を示しました。(翻訳:ooeiei)
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