アメリカのブッシュ大統領は、31日、窮地に陥った住宅ローンを抱える人たちのための援助対策を打ち出し、低所得者向け住宅ローンの焦げ付きによる影響を緩和することを狙っています。
この対策では、住宅ローンの保証業務を行っているアメリカ連邦住宅管理局の保証項目を手直しすることによって、比較的信頼度の高い借り手が連邦住宅管理局の保証を通じて再融資を受けることを認めることにしています。このほか、ブッシュ大統領は、再発を避けるため、貸付に関する法律や規則を厳しく守るよう、呼びかけました。
ところで、この対策には貸付機関へのいかなる援助もありません。これについて、ブッシュ大統領は、このような機関を援助すると、焦げ付き問題を繰り返すことになるとした上で、アメリカは、経済が好調になっていることから、この金融危機を乗り越えることができるという考えも示しました。(翻訳 朱丹陽)
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