イランの核問題交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長は20日夜、国連安保理に対して、「イランに対する新たな制裁措置を発動すれば、イランとIAEA・国際原子力機関との協力は破壊される」と警告しました。
ラリジャニ事務局長は20日、テヘランで開かれた宗教に関する会議の後に述べたもので、「イランは現在、国際社会と協力して核開発問題を解決することに向けて、次の段階の措置を実施する準備を整えている。しかし、もし、一部の国が、国連安保理に働きかけて、新たな制裁決議を採択するようなことになれば、イランは、いまの努力を中止して対応措置をとる」と述べました。
イランとIAEAとの3回目の協議について、ラリジャニ事務局長は、「今回の協議は、残された問題を解決して最終的な枠組みをまとめるための最終回の話し合いである。イラン側は、最終的な枠組みが達成できると考えている」と述べました。(翻訳:鵬)
|