中国の全人代、つまり全国人民代表大会と日本の衆議院との定期交流メカニズムの第3回会合が、17日北京で行われました。
席上双方は、中日関係、議会間の交流、経済協力、エネルギー、環境保全及び共に関心を持つ国際問題と地域問題について、踏み込んだ意見交換を行いました。
全人代常務委員会の路永祥副委員長と日本衆議院議院運営委員会の逢沢一郎委員長が共同でこの会合を進行させました。
路永祥副委員長は、席上「戦略的、かつ長期的な視点で、中日関係を発展させ、『中日共同声明』などの3つの政治文書の原則を厳守し、『歴史を鑑とし、未来に眼を向ける』という精神で、歴史問題を正しく認識すべきだ。また、『一つの中国』の原則を堅持し、台湾問題を正しく処理し、いろいろな妨害を排除し、中日関係を改善して、いまの良好な状況を保つべきだ。中国は、日本との平和共存、永遠の友好、互恵の協力、共同の発展という目標を実現させていきたい」と述べました。
これに対し逢沢一郎委員長は、日中関係の基盤となる三つの重要な政治的文書を重視し、まじめな態度で歴史問題に対応し、国民、特に若い世代に歴史を知らせ、日中間の歴史を正しく認識することを導いていくこと、また、中国側との協力を強め、強固な日中両国の戦略的互恵関係を築くことに努力していくとの日本グ側の姿勢を示しました(翻訳:任春生)
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