中日両国の大学生が国際問題を討論し、相互理解と友情の確立を目指す中日学生会議の第26回会議が、17日午前、北京の対外経済貿易大学で開幕しました。これは、中国での16回目の開催でもあります。今年は「対話」というメインテーマをめぐり、「もっと相手を知り、もっと自分を伝える」にはどうすれば良いか、日本の14の大学と中国の10の大学から参加する55人の大学生が話し合います。会議は前半と後半に別れて、北京と広州とで、一週間ずつ行われます。両国の学生は、教育、文化、外交、企業、国際の五つのグループに別れて分科会を行うほか、企業や大学、国際機関に出向いて調査するフィールドワークも行う予定です。
中国側実行委員長で、対外経済貿易大学三年生の楊暁芳さんは、「会議は両国の学生が互いの国の実情を知る上の架け橋にしたい」と期待を述べ、一方、日本側の実行委員長で、中央大学四年の竹原弓貴さんは、「相違点だけでなく、共通点にも目をむけ、互いに仲間意識を持つことによって信頼関係を築いていきたい」と意気込みを語りました。
中日学生会議は1987年に発足した両国大学生の意見交流の場で、毎年、双方の大学生から実行委員を募集して、両国で順番に開催しています。(取材・文:王小燕、王洋)
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