キルギスタンの首都ビシケクで開かれていた上海協力機構メンバー国の首脳理事会会議は16日、閉幕しました。会議では、参加国の首脳らが共同コミュニケを発表しました。
首脳らはコミュニケの中で、「去年の上海サミットで取り上げられた『メンバー国間の多分野にわたる協力を深め、拡大する任務』はほぼ完成した」と指摘するとともに、「テロリズムの取締りを強めるべきだ」という認識で一致しました。
コミュニケの中では、「6ヶ国の首脳らは会議開催期間中に、『上海協力機構メンバー国の善隣友好協力条約』や『ビシケク宣言』など一連の重要文書に調印した。善隣友好協力条約の調印は、上海協力機構の枠組み内に新たな相互信頼関係が結ばれたことを意味している。『ビシケク宣言』の中で首脳らは、全世界が協力し、約束した原則を踏まえて、多国間による交渉・協力を通じてこそ、安全な社会への挑戦と脅かしに対応できると表明した」と述べています。(翻訳:KH)
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