WTO・世界貿易機関は14日発表した年次報告書の中で、「金融と不動産市場に存在しているリスク、それに商品とサービス貿易に現れている深刻なアンバランス状態の影響を受けて、今年の世界経済と貿易の伸びは鈍化する見込みだ」と指摘しました。
報告書の中では、まず「去年世界の経済と貿易が急速な伸びを見せた後、多くの経済学者は今年の経済成長率は3%程度に下がり、貿易の伸び率も6%程度に下がると予測している」と述べています。
報告書はまた、「これからの数ヶ月、WTOにとって最も差し迫った任務はドーハラウンド交渉を成功させることによって、発展途上国が世界貿易の枠組みに加入することを促し、WTOメンバーのビジネスチャンスを増やすことにある」と指摘しました。(翻訳:KH)
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