ロシアを訪問中のイラクのシャハリスタニ石油相は9日モスクワで、イラク政府は、石油開発への外国企業参与における入札では政治的な要素を優先しないとの立場を改めて強調しました。
シャハリスタニ石油相は、「イラクは透明度の高い入札方式で世界の主な石油企業を対象にイラクの石油開発の参与を開放していく。イラク政府は、外国企業による石油開発の参与に関しては、政治的な要素より技術を重視しており、イラク国民の利益を守ることが目的である。最近探知した新しい油田の3分の1の開発は、各国の石油企業に頼っていく」と語りました。
シャハリスタニ石油相はまた、「いま稼動中のすべて油田はイラクの国営企業が管理している。イラクの油田の数は合わせて800に達する」と述べました。
シャハリスタニ石油相は、ロシア訪問中にロシアの工業・エネルギー省や石油業界の責任者とも会談しており、「ロシア側との交渉は実り豊かな成果があった。ロシアの石油企業がイラクの石油産業に投資することを歓迎している」としています。(翻訳:KH)
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