米中貿易委員会が2日発表した調査報告によりますと、アメリカの上院議員を選出する50の州と下院議員を選出する435の選挙区はいずれも、対中国貿易から大きな利益を獲得しています。
この報告は、アメリカの各州と各選挙区の2000年から2006年までの中国への輸出状況詳しく分析しました。その結果、中国は、アメリカにとっては重要な輸入製品の供給市場であると共に、成長の一番はやい輸出市場でもあるとした上で、ここ6年、アメリカの対外輸出全般は33%増えたが、対中国輸出は240%増えたということです。
米中貿易委員会のジョーン・フェリス会長は、「この報告は、アメリカ経済が対中国貿易から大きな利益を得ていることをを表している。この報告は、議会への警告の役割を果たすかも知れない。すなわち、議会は、米中両国の経済関係に影響を及ぼす可能性のある法案を制定する際、対中国貿易から得た利益を考慮すべきだ」と指摘しています。(翻訳:洋)
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