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誤った中国製品の品質問題で日本市場混乱
   2007-08-02 17:13:14    cri

 日本ではこのところ中国から輸入された食品の安全性をめぐる報道が多いことから、日本の一部の消費者は中国製食品の安全性に不安を感じています。これによって、日本市場における中国産食品の輸入量は激減していると見られています。これらの報道は中国製品の輸出に悪影響を及ぼすだけでなく、日本の市場を混乱させました。

 日本では、土用の丑の日に夏バテを防ぐためにうなぎを食べる習慣があります。毎年8月前後になりますと、市場ではウナギの取扱量が急増します。ただ、あるマスコミが今年、日本の牛丼チェーン最大手・吉野家のウナギがほとんど中国から輸入されたもので、そして、日本市場のウナギの60パーセントが中国から輸入されたものだと報道しました。そしてそれ以来、中国産ウナギの安全性に問題があるなどの報道が続き、日本ではウナギの販売量が激減しました。

 これに対し、日本鰻(うなぎ)輸入組合の森山喬司理事長はこのほど、東京都内で記者会見し、「日本に輸出された中国産ウナギは世界で最も安全なウナギだ」とした上で、「中国産ウナギは中国政府による検査や、日本での水際検査をパスしており安全だ」とアピールしました。森山理事長は「ウナギが危ないと連日報道されて消費者の不安があおられ、ウナギの売れ行きは激減している。どれほど努力して安全なものにしているか実態をわかってほしい」と訴えました。

 この外、中国製の土鍋も同様の被害者です。日本メディアの一部が中国製土鍋から基準値を上回るカドミウムが検出されたと報じました。しかし、日本当局が関係機関に依頼して調べた結果、中国産土鍋のカドミウム含有量は日本食品衛生法の基準値である水溶液1ミリリットル当たり2.5マイクログラムを下回る1.3マイクログラムでした。これと同時に、中国の関係部門も土鍋の現地工場で検査を行いました。国家品質監督検験検疫総局の李長江局長はこのほど記者会見で、「検疫総局が調査チームを現地に派遣して土鍋を検査したところ、問題はなかった。一連の報道は事実に基づいておらず、土鍋の対日輸出に悪影響を及ぼした」との見解を示しました。

 製品の品質問題と食品の安全問題は世界各国が直面している問題です。日本の東方通信社の古川猛編集長は「品質がいいと知られている日本製品も当初、原材料の品質が悪く、技術レベルが低いことによって、「安いのに品質が悪い」と国際社会から言われていた。ただ、関連の食品衛生法と工業基準が完備されることによって、これらの問題が次第に解決された。日本製品の発展の道は中国企業を大いに啓発する」と見ています。

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