パレスチナ自治政府のアッバス議長は26日、「1年以内に、イスラエルとの和平合意が達成されるよう希望する」と語りました。
アッバス議長は、当日、ヨルダン河西岸の都市ラマラで、「今年秋に開催される中東問題国際会議で、パレスチナの最終的地位に関してイスラエルと合意に達するよう期待しており、パレスチナ側はすでに準備ができている」と語りました。
また、ドイツのメルケル首相はこの日、アメリカのブッシュ大統領、ロシアのプーチン大統領と三者による電話会談を行い、互いに承認しあった事を踏まえ平和に共存することをうたった『両国方案』により、中東問題を解決することについて意見を交わしました。メルケル首相は、さらに、イスラエルのオルメルト首相とアッバス議長が対話を強めるよう呼びかけました。
伝えられたところによりますと、ブッシュ大統領は、その任期中に和平合意の達成を推し進めることをアッバス議長に約束しました。そしてオルメルト首相も先日、パレスチナの建国についてアッバス議長と会談し、原則的な合意を達成したいとの意向を表明し、イスラエルはガザ地区とヨルダン河西岸でのパレスチナの建国に同意すると表明しています。(翻訳:李軼豪)
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