11日の人民元の対ドル基準値は、1ドル=7.5712元と、為替レート改革以来の最高値をつけました。改革以来高値を更新したのは、今年に入ってから50回目となります。
中国は2005年7月から、人民元の為替レート改革を実施しています。今回の切り上げによって、為替レート改革以来、人民元の上昇率は7%を超えました。
これについて専門家は、「人民元の切り上げは、ある程度弾みがついた格好だ。国際市場から見れば、ドルの下落が人民元の上昇の要因となっている」と分析しました。
また、中国国内では、まもなく発表される6月のCPI・消費者物価指数が5月より高くなると予測されています。これによって為替市場は、中央銀行が金利を引き上げるのではないかという観測が強まっており、これも人民元の上昇を推し進める要因になっているものとみられます。(翻訳:鵬)
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