ロシアのイワノフ第一副首相は8日、「ロシアとアメリカの外務省、国防省の責任者が9月から10月にかけて、ヨーロッパにおけるミサイル防衛システムの共同建設をめぐって話し合う」と述べました。
イワノフ第一副首相は、この日のロシアテレビのインタビュー番組の中で、「ロシアとアメリカがこの問題をめぐって交渉した結果を今年末までに明らかにできることを期待している」と述べた上で、「ロシアとNATO・北大西洋条約機構の枠組み内でもミサイル防衛システムについて検討すると共に、EUのメンバー国を含むすべてのヨーロッパの関係国に交渉へ参加してもらいたい」と提案しました。
イワノフ氏はまた、「ロシアはミサイル防衛システム問題において、ヨーロッパやアメリカと協力したいと考え、ミサイル防衛システムの共同設立を提案した。今はアメリカとヨーロッパによる適切な決断を待っている所だ」と述べた上で、「アメリカがポーランドとチェコにミサイル防衛システムを設ける計画を引き続き実行するならば、ロシアは、やむなくロシアとヨーロッパにミサイル基地を配置するなど対抗措置を取らざるを得なくなる」と語りました。(翻訳:姜平)
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