広東省広州市では、会社に1ー2年勤務した後、退職して休暇を楽しみ、しばらくすると再び働き始めるフリーターの若者が出現した。中国語では「飛特族」と書くフリーターは、外国で流行している生活スタイルと見られていたが、ついに広州にも姿を現した。「広州日報」が伝えた。
寧夏回族自治区出身の鳳舞さんは、大学卒業から8年。2005年5月にウェブサイト会社を退職し、チベットを40日間余り旅行した。原始の生態環境が保たれているチベットに鉄道開通前に行きたかったのだという。
鳳舞さんは、仕事を辞めたことを後悔していない。仕事はつらくて息もつけなかったからだ。鳳舞さんは「今は毎月7000ー8000元稼いでいる。まだ住宅ローンがあるが、遊ぶことも重要だ。預金通帳の残高が5けたになれば、遊びに出かける。お金はそれほど重要ではない」と話す。
鳳舞さんの親友、白薇さんは高校を卒業すると渡米した。シリコンバレーで4年働いた後、体調を崩して帰国した。静養中には太極拳とヨガ以外の運動ができず、彼女はインドに3回出かけてヨガを学んだ。インドから帰ってからも白薇さんは定職に就いたことがない。
記者は5人のフリーターを取材したが、それぞれ仕事の能力は高く、旅行から帰っても就職に問題がないようだった。広州の若者たちの間にこうしたフリーターが急速に増えている。(編集XX)
「人民網日本語版」
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