世界銀行理事会は25日、アメリカの元国務副長官であったゼーリック氏が新しい総裁に就任することを全会一致で承認しました。
世界銀行理事会はこの日の声明で、「ゼーリック氏の国際問題を処理する経験は公認されており、これからは世界銀行のために強力な指導力と管理才能を発揮するに違いない」としています。
ゼーリック氏は7月1日に正式に就任し、任期は5年です。
ゼーリック氏はこれに先立って、「私は、ウォルフォウィッツ総裁の交際女性への厚遇という不祥事がもたらした悪い影響をなくし、世界銀行内部の争いを抑え、世界銀行の信用を改めて確立していく」と述べました。
ゼーリック氏は今年53歳で、ハーバード大学ケネディ政治学院を卒業し、アメリカの通商代表や国務副長官を務め、経済と外交分野では豊かな経験を持っています。(翻訳:玉華)
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