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香港、成功の10年を歩んできた
   2007-06-22 15:26:25    cri

 7月1日は、香港特別行政区が祖国に復帰して10周年の記念日です。

 節目を迎えて、中国国際放送局の記者が、曾蔭権香港特別区行政長官からこの10年間の香港の変化について取材しました。

 復帰10周年を祝うイベントについて、曾蔭権長官は、これはただのイベントではなく、これを契機に、「一国二制度」という国策の実施状況やこの10年間のやり方を総括することがより重要であると強調し、「『一国二制度』という概念はかつてなかったもので、特別のものだ。また、この10年間積んできた経験、起きたことも普通のものではなかった。しかし、香港は10年前の1997年と比べて、より確かなものになり、より成熟し、自分の未来の道筋がより分かるようになったと思っている。『一国二制度』はいうまでもなく成功を収めている」と述べました。

 この10年間の香港市民の生活について、曾蔭権長官は、「価値観、自由や法律制度を含めた香港市民の生活スタイルは、弱まることなく、より強くなった。それより、この10年間、香港は、経済、民生、社会各方面において積極的な変化が生まれれている。経済は、この20年間で最高レベルに達し、社会全体の雰囲気は調和が取れており、市民生活も改善され、強い国際競争力を保ち続けている」と強調した上で、「この成功の道は平坦ではなかった。1997年のアジア金融危機、2003年の新型肺炎・サーズなどの影響で、香港の経済はドン底に転落した。でも、香港はこれらの試練から抜け出し、今は、より成熟した」と話しています。そして、「金融危機を乗り越えた後、香港の金融市場は向上すると共に、先物市場やスポット市場への監督を全面的に強めている。新型肺炎の後、香港の全体的な衛生条件や緊急対応能力も向上し、医療体制も整備された」と述べました。

    

 香港がこのような一連の成果を上げたことについて、曾蔭権長官は、「これは中央政府や、内陸の人々の支援のおかげだ。香港の住民は、これらの困難を乗り越えてから、国家への共感が日増しに深まっている」と指摘しています。「香港住民の国家に対する共感は、日増しに拡大している。われわれは、中央政府が香港を純粋に支援していることに感謝している。というのも、金融危機や新型肺炎など、われわれが困難に直面した時、国や中央が後押ししてくれたからである。香港住民の、国に対する理解は深まっている。そして進歩と発展を続ける国を誇りに思っている」と強調しました。

 今後の発展について、曾蔭権長官は、「現在、国は香港に大きな発展のチャンスを提供している。特に、中央政府は、第11次五ヵ年計画で、香港が国際金融、貿易、水上輸送事業の中心としての役割を果たすことを引き続き支持していくと表明した」と述べ、香港の未来は明るいとしています。

 (翻訳 朱丹陽)

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