中日青年の子々孫々の友好交流を願うための交歓会が19日、北京で行われました。中国の胡錦涛国家主席はこれに参加して挨拶し、中日関係発展の方向性を正しく把握し、両国の友好を受け継ぐ使命を自覚して担うよう両国の若者に呼びかけました。

　胡錦涛国家主席は、「両国関係は、いまよりよい発展を遂げる大切なチャンスを迎えた。両国が『中日共同声明』などの三つの政治文書の原則を貫き、"歴史を鑑とし、未来に目を向ける"ことを堅持し、対話と平等な協議を通じて食い違いや矛盾を処理し、各分野における交流と協力を強めていきさえすれば、平和共存、世々代々の友好、互恵協力と共同の発展を実現させることができる」と述べました。

　胡錦涛主席は、さらに「中日双方の若者は両国の友好事業の未来を担っている。両国の若者がより大きな熱意を持って前向きな姿勢で、両国の友好事業に力を入れることを心から期待する」と強調しました。

　またフォーラムに参加した中曽根康弘元首相は、その挨拶で、「現在、日本と中国の関係は『春』から『夏』に進んでいる。共同の努力を通じて、双方は、両国関係の一層の発展を必ず実現し、アジアの平和や発展に貢献できると信じている」と述べました。（翻訳：丹陽）