中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は18日、企業による貸付資金の流用を招いた8銀行に対し、行政処分を行うと決定した。中国核工業建設集団公司による短期貸付金の不動産市場や証券市場などへの流用を招いた中国交通銀行北京支店と北京銀行には、罰金とその他の行政処分を下す。中国海運(集団)公司による貸付金の新株購入への流用を招いた招商銀行、中国工商銀行、中国銀行、興業銀行、中信銀行、深セン発展銀行など6行の上海支店一部には、罰金や一部業務の一時停止処分を下すほか、「高管任職資格(ハイレベル管理担当資格)」の取り消しを検討する。
銀監会の責任者によると、これらの金融機関とその責任者に対し処分を下すことの根本的な目的は、銀行業を取り扱う金融機関が周到で規範に合致した経営を堅持し、貸付業務の全段階において管理を適切に強化し、リスク対策を充実させ、金融サービスの水準を引き上げて、中国銀行業の安定的で高効率かつ安全な運営を確保するよう監督し、促すことにある。(編集KS)
「人民網日本語版」より
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