中国の金人慶財政相は18日北京でWTO・世界貿易機関のパスカル・ラミー事務局長と会談し、「中国は関税削減などWTO加盟の際の約束を厳格に履行した上で、ドーハラウンドの交渉のために引き続き貢献し、WTOの新たな交渉ラウンドプロセスを推進して、多国間貿易体制を維持して行きたい」と述べました。
金財政相はまた「中国はWTO加盟時の約束を履行するため、関税を大幅に引き下げ、市場を更に開放し、経済成長と社会発展の成果をWTO加盟国と分かち合ってきた。データによると、中国の農産物以外の関税率は92年の42%から今年の8.9%に低下し、農産物の関税率もWTO加盟前の54%から現在の15.3%となった。今、世界の農産物の平均関税率は62%である」と述べました。
また、金財政相は発展途上国がドーハラウンド交渉で自国の経済発展レベルに応じた貢献をすることを期待し、「中国は他の発展途上国と共にドーハラウンド交渉を積極的に支持することになる」との考えを示しました。
(翻訳:黄競)
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