ロシアのプーチン大統領は現地時間の8日、ドイツのハイリゲンダムで閉幕したG8サミットの記者会見で、「アメリカはポーランドに迎撃ミサイルを配置する計画中だが、イランからのミサイルを迎撃するこのシステムをトルコかイラク、またその付近の海上に配置したらどうか」と提案しました。
プーチン大統領は7日に、ブッシュ大統領と会談した際、東ヨーロッパに配置するミサイル迎撃システムのレーダー基地のかわりに、アゼルバイジャン共和国の早期警戒レーダー基地を共同使用する「代替案」を提案しました。プーチン大統領は、「アメリカがこの代替案に賛成したら、ロシアのミサイルはヨーロッパを的にすることはしない」との態度を表明しています。
アゼルバイジャンのエルマル・メメディヤロフ外相は8日、「ロシアとアメリカはアゼルバイジャンの早期警戒レーダー基地の共同使用について交渉を行うが、アゼルバイジャンはこの提案を支持する」との立場を表明しました。(翻訳:姜平)
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