青海省の柴達木盆地(ツァイダム盆地)では、西部大開発の戦略に沿って、「青海柴達木循環経済実験区」が設置され、多くの金融機関の注目を集めています。過去2年間に大手銀行が相次いで同盆地に投資を行い、海西蒙古族蔵族自治州に発展をもたらしています。
中国人民銀行(中央銀行)・海西州中心支店の責任者によると、第11期5カ年計画(2006ー10年)の始動以降、同州での融資額が急増し、昨年は新規融資が前年比36%増の31億2000万元と過去最高を記録しました。今年4月時点の同州金融機関の融資残高は60億5500万元となり、前年初めに比べ36.48%増加(16億2千万元増)しました。
資源開発は青海省西部の工業経済における重点で、銀行による中心支援分野です。2003年に内蒙古の慶華集団が同盆地の天峻県で年産500万トンの石炭生産プロジェクトに進出しました。続いて、烏蘭県で同200万トンのコークス化学工業プロジェクト、格爾木(ゴルムド)市で同500万トンの鉄鉱石採掘プロジェクトが着工されました。
「人民網日本語版」より
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