イラン原子力庁のモハマド・サイディ次官はスペインの首都マドリードで、友好的に協力していく誠意を表すために、イランはヨーロッパ企業がイランの原子力平和利用プロジェクトに参与することを要請するとの考えを示しました。
サイディ次官は「イラン核問題を国連に提出することは、この問題を解決できないし、外交的努力や和平交渉以外のすべての方法は問題解決に役立たない」と指摘しました。
このほか、EU、欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表の報道官は1日、声明を発表し、「ソラナ上級代表がこの日、イランのラリジャニ最高安全保障委員会事務局長と行ったイラン核問題をめぐる会談は建設的なもので、一部の問題については進展を遂げた。イランはIAEA・国際原子力機関と協力することについて、EUと検討していきたいと表明している。だだし、双方の会談では、イランのウラン濃縮活動を停止することなど一連の重要問題については成果はなかった」と述べています。
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