米下院の民主党所属、ホイヤー議員は22日、「議会はイラク撤退期限を盛り込まない形の法案を週内に可決する見込みである。撤退時期を盛り込む代わりに、民主党が来年度の国防予算を審議する際、引き続き、イラク戦争の早期終結に努力していく」と述べました。
その中で、ホイヤー議員は「大統領が撤退期限の付いた法案に拒否権を行使する方針を変えないため、民主党側が譲歩した。しかし、この法案はイラク戦争の方向性を大きく変えようとする狙いがある」と指摘しました。
議会筋によりますと、この新しい法案は「政治や安全などの面でイラク政府に目標を設定し、仮に、イラク政府がこの目標を達成できない場合、アメリカはイラク再建への資金援助を減額あるいは、取り消すことになる」としています。
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