有名な台湾の企業家、温世仁氏が立ち上げた千郷万才科技(中国)有限公司が14日成都で、インターネットを利用して西部の人材を開発するプロジェクトを立ち上げました。
会社の林光信総裁によりますと、このプロジェクトは「西部故事(西部物語)」ネットワークの創設・作家やライターの発掘、西部の名産物の買い入れなどの活動を行い、その中で人材とクリエイティビティ、そしてビジネスチャンスをつかむためだということです。また、2007年は西部の人材1800人を遠距離採用する予定です。
このプロジェクトの実施に当たり、100万元が拠出され、「西部故事(西部物語)」のウェブサイトを立ち上げられ、西部の学生がネットを通じて、故郷の風土や身の回りのニュースなど、いろいろな情報を発信します。それを担当する学生には、それぞれ800元の奨学金を与えるということです。
西部の特色のある文学を発信するため、作家・ライターの発掘を行い、美術品や工芸品の人材も採用します。
林総裁はさらに、「中国東部の市場はすでに飽和している。しかし西部の潜在力は巨大だ。西部の人材や資源と東部および海外の先進技術をネットワークで融合すれば、企業にはまたとない発展のチャンスをもたらし、西部地域には経済成長をもたらし、さらに大陸と台湾の交流を促すことができるだろう」と語りました。(05/16 新華ネットより Lin)
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