アラブ首長国連邦を訪問中のイランのアハマディネジャド大統領は14日、「もしアメリカがイランに対し軍事攻撃を行えば、アメリカは強い報復を受けるだろう」と述べました。
アハマディネジャド大統領はこの日、アブダビでの記者会見で、「イランは核エネルギーを利用する権利を持つ。湾岸地区の安全は外国の介入を必要としない」と強調しました。
イラクの治安問題をめぐり、イランはアメリカの要請に応じ、バグダッドで2国間の直接協議を行うことに合意していますが、これについてアハマディネジャド大統領は、「協議を行なう具体的な時間と場所はまだ決めていないが、この協議は、イラク政府の参加してバクダッドで行われる可能性がある」と述べました。
また、同じ日、アメリカ・ホワイトハウスのスノー報道官はワシントンで、「アメリカがイラクの治安問題をめぐりイランと直接協議を行なうことは、アメリカの対イラン政策が変化したことを意味していない。アメリカとの協議の内容は、イラク問題だけに限られる」と強調しました。(翻訳:玉華)
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