中国外務省の姜ユ報道官は8日北京での定例記者会見で、「このほど一部の組織がオリンピックを取り上げて、中国政府を批判しているが、こうしたやり方は決して賢明ではない」と強調しました。
このほど、アムネスティ・インターナショナル(AI)という国際人権組織が報告書を発表し、中国政府が北京オリンピックを前に、国内でより抑圧的な政策を実施していると指摘した上で、IOC・国際オリンピック委員会に対して、中国政府が人権状況を改善するよう働きかけることを呼びかけました。
姜ユ報道官はこの日の記者会見で、「これは根も葉もない非難である」と指摘した上で、「オリンピックは全世界の人々の盛大なスポーツイベントなので、中国政府と国民はレベルが高く、特色のあるオリンピック大会を世界の人々に見せるため全力を挙げてその準備作業を進めている。一部の組織と個人がオリンピックを取り上げて、中国政府を批判しているが、これはオリンピック精神に違反したものであり、中国のオリンピックの準備作業を妨げ、破壊しようというものでもある」と非難しました。(翻訳:姜平)
|