ロシアのプーチン大統領は27日モスクワで、「アメリカのヨーロッパにおけるミサイル防衛システムの設置に、ロシア側が対応措置を取らなければ、ヨーロッパにあるロシアの領土は脅威を受けるだろう」と指摘しました。
これはプーチン大統領がこの日、ロシアを訪問しているチェコのクラウス大統領と会見した際述べたものです。プーチン大統領は「ロシアはヨーロッパにある国土で軍縮を進めているが、NATO(北大西洋条約機構)はブルガリアとルーマニアで、二つの軍事基地を増やし、チェコとポーランドでミサイル防衛システムを設置する計画を立てた。イランと朝鮮からの襲撃を防ぐため、ヨーロッパでミサイル防衛システムを設置するというアメリカ側の口実は非常におかしなものだ」と語りました。
同じく27日、ポーランドを訪問中のイギリスのブレア首相はワルシャワで、ポーランドのカチンスキ大統領と会談した後、「如何なる角度から見ても、アメリカのミサイル防衛システムはロシアを標的にしているものではない。世界の一部の国が核兵器を保有しようと考えていることから、アメリカがミサイル防衛基地を設置しようとすることに驚くことはない」と語りました。(04/27 翻訳者:劉叡琳)
|