中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
ボアオアジアフォーラム2007年年次総会、中国海南省で開幕
   2007-04-21 17:44:07    cri
 ボアオアジアフォーラム2007年年次総会は今日(21日)、中国の南方都市・海南省のボアオで開幕しました。今回の年次総会は「アジアが世界経済をリードするーー革新と持続可能な発展」をテーマにしており、36の国と地域から政治指導者、財界人、学者1400人余りが出席しています。

 中国全国人民代表大会の呉邦国委員長は開幕式で、「アジアの平和、協力、調和という新しい局面を切り開く」というテーマの演説を行いました。呉邦国委員長はこの中で、「アジアは世界の平和と発展の中でますます重要な役割を果たしている」とした上で、「我々は、アジアが持続的な発展の基礎の上に、地域間の経済交流が日増しに緊密となり、互いの対話と協力が盛んになってきたことを喜ばしく思っている。アジアは世界経済において最も活力と潜在力を持つ地域の一つであり、世界経済の発展を進める重要な力でもある」と話しました。

 呉邦国委員長はさらに、「2000年以降、アジアにおけるGDP・国内総生産の年平均の伸び率は6%を超え、世界経済の成長への貢献率も年平均で20%に達している。現在、アジア全体のGDPは世界の4分の1を占め、貿易総額は世界の3分の1を占めている」と述べた上で、「アジアの国と地域は、平和的な発展を促進するプロセスの中で、地域協力をより強化し、科学技術革新を促進し、資源環境を保護し、アジア地域の調和を共に実現する必要がある」との考えを示しました。

 ところで、2001年に入ってから、中国は毎年5000億ドルの商品を輸入し、関連の国と地域に1000万人の就職のチャンスを提供しました。2006年、中国の輸入は引き続き早い発展を遂げ、総額は8000億ドルに達しています。この内、アジアの国と地域からの輸入額は60%を占めています。また中国はアジアで一番の海外旅行の国です。

 呉邦国委員長は演説の中でさらに、「中国が過去、現在、また将来もアジアと世界の平和発展の積極的な推進者であり、また今後も平和発展の道を歩み、互恵協力の開放政策をゆるぎなく実施する」と強調した後、「中国は隣国をパートナーとみなし、隣国と仲良く付き合い、隣国を安定させ、豊にさせる周辺外交政策を実施する。また、アジア各国と地域の友好協力関係を発展させ、安定した地域環境をつくり、アジアの地域協力を積極的に推進し、アジアの共同発展と繁栄を共に推し進めていきたい」と述べました。

 また、このフォーラムに出席しているフィリピンのアロヨ大統領は、開幕式で演説を行った際、アジア経済の将来を楽観していると述べると共に、ボアオ・アジア・フォーラムの役割を高く評価しました。

 「アジアの経済が世界経済に繁栄をもたらすことを誇りに思っている。アジア各界のリーダーが、ボアオ・アジア・フォーラムに集まり、世界経済の発展やアジアの役割を討議することは非常に大切である。このフォーラムは、組織を強化して、アジアでの力強いNGO組織になることを期待している」

 開幕式に参加したマイクロソフト社のビルゲイツ総裁は、アジア経済の発展ぶりを高く評価しました。

 「データからみれば、アジアの経済は急速に成長している。私も、何度もこの発展のスピードに驚いた。10年前、マイクロソフト社は、アジア地域に初めての研究開発センターを設置した。現在、このセンターが大きな役割を果たしており、わが社のすべての研究開発センターの中で、業績が最も顕著な一つである。アジア諸国は、これから先進技術から恩恵を受けるだけではなく、これまでの技術を革新する実践者でもある」

関連リポート
v 2007年ボアオアジアフォーラム2007が、開幕 2007-04-21 12:34:19
v ボアオアジアフォーラム2007年総会、準備万全 2007-04-20 19:19:56
v ボアオ・アジアフォーラム、2006年年次総会が閉幕 2006-04-23 21:53:58
v モルガン・スタンレーの学者、中国経済成長方式の転換を評価 2006-04-23 17:23:59
v 曾蔭権氏、「今のアジア金融体制では地域経済の発展は難しい」 2006-04-23 16:37:00
v 多くの国の政府高官がボアオフォーラムに出席 2006-04-17 19:53:13
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |