中国駐在日本の上海総領事館の隈丸優次総領事は13日、上海で、「温家宝首相の今回の日本訪問は非常に成功で、一連の積極的な成果を収めた」と話しました。

　その中で、隈丸優次総領事は「両国の戦略互恵関係の基本精神や、基本内容及びその具体的な協力内容を対話を通じて定めたことは、今回の温家宝首相の日本訪問で収めた大きな成果である。双方は多くの面で共通した認識を達成した。例えば、政治面での交流と対話を強化すること、経済面で、日中ハイレベル経済対話メカニズムが確認されたこと、また、今後、エネルギーや環境保全、金融、ＩＴ、知的所有権保護などの面で協力を強化することに合意した」と説明した上で、さらに、「ハイレベルの対話と民間交流とを結びつけたことは、今回の訪問で得た一つの成果である。特に印象深かったのは、温首相が国会で行った演説で、誠意が伝わった演説であった。これは温首相本人が中日関係を非常に重視している誠意だけでなく、中国国内が両国関係を発展させようとする誠意も十分伝わった」と強調しました。