日本を訪問している温家宝首相は12日東京で、日本の河野洋平衆議院議長と扇千景参議院議長とそれぞれ会談しました。

　会談の中で、温家宝首相は、「『中日共同コミュニケ』など3つの政治的文書の定めた原則や関連の約束を遵守し、歴史問題や台湾問題など重大で敏感な問題を妥当に処理することは、両国関係にとっては大切なものだ。双方は両国関係の大局から出発し、妨害を排除し、当面の得がたい局面を大事にしなければならない。中日両国の立法機関はより緊密に交流し、特に若い政治家たちは交流を強め、両国人民の友情と協力のために、新しい貢献を捧げていくことを希望する」と語りました。

　これに対して、河野洋平議長は、「日中両国の政治家は国民利益を保護する任務を背負っている。双方は対話を増やし、理解を深め、協力を促していきたい」と語りました。

　また、扇千景議長は、「中国の経済発展は日本に貴重なチャンスをもたらした。参議院は中国の全国人民代表大会と交流や対話を強め、両国が政治、経済貿易などの分野における協力を推し進めていきたい」と語りました。（04/12　翻訳者：劉叡琳）