哈爾濱(ハルビン)工業大学はこのほど、テロ対策に活用できる「壁面歩行ロボット」を開発しました。偵察機器を装備した同ロボットは、音を立てずに偵察可能位置まで壁面を登ることができ、テロ対策関係者が正確な状況判断や決断を下すための現場証拠を提供します。
課題チームの責任者である李満天博士は「このロボットは真空吸着、吸盤1つ、4輪移動構造方式を採用しており、移動が速く、安定性の有る吸着力を持つ。様々な壁面に対応し、騒音が小さく、構造もシンプルで、コントロールが簡単かつ反応が速いというのが特徴。主にテロ対策活動の偵察に使用される」と紹介しました。
同大学が実施したこの研究課題は、「国家863計画」に組み入れられているロボット技術開発のプロジェクトの1つです。
「人民網日本語版」より
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