中国初のコミューター路線(近距離の2地点を結ぶ路線)専門の航空会社となる大新華快運航空公司が31日、天津で開業した。同社は、国内最大のコミューター航空会社ともなる。「新京報」が伝えた。
大新華快運は昨年11月に営業許可証を獲得、海南航空集団公司と海南航空株式公司の共同出資により設立された。本社を天津に置き、登録資本金は1億元。主力機として32席ドルニエ328-300型ジェット機29機を保有、国内54都市にコミューター路線78本を運航する。
海南航空によると、大新華快運は、天津と西安を中心に営業拠点を設立、華北、西北、東北、南西、華東、中南など航空網が発達した地域の路線ネットワークを拡大する方針という。
2012年までに、国内路線450本以上、運航都市90都市以上、年間フライト数22万フライトに達する見通し。
統計データによると、中国民航に登録されている座席数100以下のコミューター機数は、今年3月末の時点でわずか73機、航空機全体の7%を占めるにとどまっている。コミューター機の運航回転数が占める割合は1%で、旅客輸送量は2.8%とさらに少ない。米国には現在、コミューター機は3200機あり、全体の37.5%を占めている。欧州にも2400機以上のコミューター航空機がある。(編集KM)「人民網日本語版」より
|