中国の最高国家権力機関である全国人民代表大会年次会議で採択された物権法は、今日（19日）全文の内容が公表されました。この法律は、公的財産と私的財産を平等に保護することを定めています。

　今年10月1日から施行される物権法によりますと、国や集団、個人の物権と、その他の権利人の物権が法律による保護を受け、いかなる機関や個人もこれを侵犯してはならないと規定されています。

　中国人民大学法学院の王利明教授は、この法律が確立した平等保護の原則を積極的に評価し、「社会主義の基本経済制度を強化するとともに、多くの種類に及ぶ所有制を共に発展さあせるために必要である」と語りました。

（翻訳：傅　穎）