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9日付けの「朝日新聞」の報道によりますと、安倍晋三首相は8日夜、首相官邸で、「政府は『河野談話』を継承する立場であり、『慰安婦』問題を改めて調査する考えはない」と述べたということです。
8日午前、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、自民党の本部で会合を開き、慰安婦」問題を認めた「河野談話」を修正することを目的に、「慰安婦問題について再調査するよう、日本政府に求める提言をまとめ、安倍首相に手渡しました。
これに対して、安倍首相は、日本政府は「河野談話」を継承しており、慰安婦問題に対して改めて調査を行うことはないと述べるとともに、もし、再調査を行うなら、それは自民党の問題であり、政府としては資料提供などの面で協力するとの姿勢を示しました。
なお、1993年、河野洋平元官房長官は、「慰安婦」問題に関する調査結果について、旧日本軍が、朝鮮半島、中国などでの「慰安所」設置に直接関与し、アジア諸国の女性を強制的に「従軍慰安婦」にしたことを認めた上で、謝罪と反省の意向を示しました。(翻訳:朱丹陽)
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